集中治療科

188体育科紹介

集中治療科は、生命の危機的状態にある患者さんに対して、専門的な集中管理を行う188体育科です。
大手術後の管理をはじめ、敗血症?重症感染症、ショック、急性呼吸不全、意識障害、電解質異常、代謝性疾患など、さまざまな重篤な状態にある患者さんの188体育を行っています。
集中治療はチーム医療の原点です。各188体育科と連携し、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士など多職種によるチーム医療を24時間体制で提供しています。
私たちは、根拠に基づいた医療を、適切なタイミングで、適切な患者さんに、適切な方法で提供し、それが患者さんの回復と、幸せな生活の実現につながることを目指しています。
                188体育科長
                阿部 智一

188体育体制


当科では、集中治療専門医を中心とした専従医師チームが、集中治療室(ICU)28床、ハイケアユニット(HCU)16床を管理しています。
 188体育は、各188体育科と連携しつつ、以下の多職種による包括的なチーム医療で行っています。
- 看護師
- 薬剤師
- 臨床工学技士
- 理学療法士
- 管理栄養士
- 医療ソーシャルワーカー など
患者さんの早期回復と社会復帰を目指し、入室時から積極的な離床?リハビリテーションにも取り組んでいます。

治療方針

集中治療科では、生命の危機にある重症患者さんに対し、科学的根拠に基づいた最適な治療を、適切なタイミングで提供することを基本方針としています。
患者さん一人ひとりの病態や背景を十分に考慮し、各専門188体育科と協議しながら、個別化された治療方針を構築しています。
ICUでの治療の目的は、単に生命をつなぐことではなく、患者さんが再び自分らしい生活に戻れるよう支えることです。そのために、早期からの離床?リハビリ、栄養管理、精神的ケアなど、包括的かつ人間中心の医療を心がけています。

院内急変への対応

集中治療科では、入院患者さんの急な容態悪化に迅速に対応するため、Rapid Response System(RRS)を運用しています。
 RRSは、急変の予兆を見逃さず、病棟での患者さんの安全を守るための院内対応体制です。
病棟スタッフからの要請により、集中治療医または専従医師が直ちに現場に駆けつけ、188体育?判断?初期対応を行います。必要に応じて、ICU転棟、専門188体育科への連携、緊急検査や治療を迅速に実施します。
RRSの運用を通じて、患者さんの安全と治療成績の向上を図るとともに、院内全体の医療の質と連携を支える役割を担っています。

設備?施設認定

日本集中治療医学会専門医研修施設ならびに、日本専門医機構認定集中治療科専門研修施設
日本救急医学会専門医指定施設
日本呼吸療法医学会呼吸療法認定施設

主な対象疾患

【内因性疾患(病気そのものによる重症例)】
 - 急性呼吸不全
 - 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
 - ショック(循環不全)
 - 敗血症および重症感染症
 - 脳出血/脳梗塞/くも膜下出血
 - 意識障害(代謝性?中枢神経性など)
 - 急性腎障害(AKI)
 - 急性膵炎
 - 神経疾患、内分泌疾患などによる重症例
 - 腫瘍救急(Oncologic emergencies)
  
【外因性疾患?術後管理】
 - 消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、泌尿器科、整形外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科などの大手術後の重症例
 - 先天性心疾患などの術後集中管理

より細かな188体育内容や特色の詳細

当科では、重症患者さんに対して以下のような高度な集中治療技術を導入しています。
  • 人工呼吸管理
  • 肺内換気分布モニタリング(EIT)
  • 体外式膜型人工肺(ECMO)
  • 体外補助循環(IABP、Impella)
  • 腎代替療法(CHDFなど)
  • 一酸化窒素(NO)吸入療法
  • 腹臥位療法(うつ伏せ療法)
  • ICU内早期リハビリ(床上サイクリング、筋電気刺激法など)

スタッフ紹介

医師名役職専門分野資格
阿部 智一教授
188体育科長
集中治療
救命救急
学会認定集中治療科専門医、救急科専門医?救急科指導医、プライマリ?ケア認定医、日本DMAT隊員
小谷 透特任教授集中治療
人工呼吸
学会認定集中治療科専門医、日本麻酔科学会指導医、日本呼吸療法医学会呼吸療法認定医
渡辺 太郎講師
188体育科長補佐
集中治療
救命救急
小児
学会認定集中治療科専門医、救急科専門医、日本小児科学会指導医、PALSインストラクター
入山 大希講師集中治療
救命救急
学会認定集中治療科専門医、救急科専門医、日本内科学会認定医、JMECCインストラクター